◎南スーダンは2011年にスーダンから独立して以来、内戦、自然災害、経済不安、政治抗争に悩まされてきた。
南スーダンの警察当局は17日、首都ジュバにある中央銀行近くで武装集団が治安部隊に発砲し、少なくとも5人が死亡したと明らかにした。
国家警察の報道官によると、武装集団は中央銀行から数キロ離れた場所にある政府庁舎前に駐車していた車から現金を盗もうとしたという。
治安部隊は武装集団を追跡し、中央銀行前に追い詰め、投降を促した。
報道官は声明の中で、「武装集団を攻撃を選択し、治安部隊はそれに応え、テロリスト5人を射殺した」と述べている。
報道によると、治安部隊にケガはなく、民間人も巻き込まれなかったという。
射殺された5人は全員南スーダン人と伝えられている。身元は不明だ。
中央銀行は声明で、「事件が同行近くで発生したことを確認しているが、同行は何の影響も受けておらず、街は平穏を取り戻した」と述べた。
南スーダンは2011年にスーダンから独立して以来、内戦、自然災害、経済不安、政治抗争に悩まされてきた。
2018年に終結した内戦の犠牲者は40万人と推定されている。