SHARE:

南アフリカ・スクールバス事故、運転手逮捕、児童12人死亡

亡くなったのは9人の女子児童と3人の男子児童で、5人の児童とバス運転手、トラックの同乗者が負傷し病院に搬送された。
2026年1月19日/南アフリカ、北部ハウテン州、事故を起こしたミニバスと当局者(AP通信)

南アフリカ北部ハウテン州で1月19日に発生したスクールバスとトラックの衝突事故について、警察は20日、死者数を13人から12人に訂正し、バスの運転手を逮捕したと明らかにした。

亡くなったのは9人の女子児童と3人の男子児童で、5人の児童とバス運転手、トラックの同乗者が負傷し病院に搬送された。12人は全員、現場で死亡が確認された。

警察によると、このスクールバスは地元の企業が運行し、児童を乗せて複数の学校へ向かっていた。目撃者はバスが前方の車両を追い越そうとした際、対向車線から走行してきた大型トラックと正面衝突したと証言している。事故は通学時間帯の午前中に発生した。

事故後、バスの運転手である22歳の男は病院で治療を受けていたが、その後退院し警察に逮捕された。警察はこの運転手に対して、過失致死(12件)および無謀運転・過失運転の容疑で起訴する方針で、今後48時間以内に裁判所へ出廷させる予定であると明らかにした。運転免許証はバス運行のための有効な許可証が既に失効していたことも当局により指摘されている。

事故を受け、ハウテン州の教育当局や保健当局は遺族支援と負傷児童の治療に全力を挙げている。負傷した児童は市内の2カ所の病院に搬送され、一部は集中治療を受けているという。また州教育局は、被害に遭った児童のうち1人の身元確認がまだ完了していないとして、当局が確認作業を進めていると述べた。

この事故は南アで近年最も悲惨な通学路での交通事故の一つとして広く報じられており、地元メディアや市民の間でスクールバスや通学用ミニバスの安全性への懸念が高まっている。多くの児童が民間のスクールバスサービスに頼って通学している現状について、専門家からは業者の資格確認と車両の整備状況の監視強化を求める声が出ている。

現地では事故当日の悲痛な光景が伝えられ、遺族や学校関係者が事故現場や病院前で嘆き悲しむ姿が報じられている。また、SNS上では事故に関連する未確認情報や画像が拡散し混乱を招いたとして、当局が正確な情報発信の重要性を強調する場面も見られた。政府関係者は今後も地域コミュニティと連携し、安全な通学環境の実現に向けた取り組みを進める考えを示している。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします