◎武装した男たちがタクシー乗り場にとまっていたミニバスに向けて発砲した。
南アフリカ南東部クワズール・ナタール州の小さな町にあるタクシー乗り場で何者かが銃を乱射し、少なくとも4人が死亡した。地元当局が25日、明らかにした。
それによると、事件は同州の海岸沿いに位置する町で発生。武装した男たちがタクシー乗り場にとまっていたミニバスに向けて発砲したという。
州警察の報道官は記者団に対し、「ミニバスに乗っていた4人が死亡、別の4人が負傷し、病院に搬送された」と語った。
男たちは車で逃亡したとみられる。警察が行方を追っている。
南アの殺人率は世界トップクラスであり、今年の第1四半期（1～3月）には少なくとも2629人（1日あたり約30人）が銃器で殺害された。
警察によると、南アで今年発生した銃乱射事件はこれで5件目。
4月には一家10人が何者かに射殺された。10人のうち7人は女性、1人は13歳の少年だった。容疑者は逮捕されていない。
東部の都市ダーバンのホステル（簡易宿泊施設）で先月発生した武装集団による銃乱射事件では8人が死亡している。
