◎小便男は5月15日の現地時間午前4時頃、大学の寮内で同級生の本とパソコンに放尿した。
南アフリカのステレンボッシュ大学は22日、黒人生徒の本とノートパソコンに小便をかけた白人学生を退学させたと発表した。
同大学はツイッターに声明を投稿。この学生は懲戒既定の条項に違反したとして退学を言い渡されたと説明した。
地元メディアによると、この学生は1年生で、2カ月前に同級生の持ち物に小便をかけたという。被害者はその様子を撮影、公表している。
小便男は5月15日の現地時間午前4時頃、大学の寮内で同級生の本とパソコンに放尿した。
被害者は映像の中で小便男に「なぜ私の部屋でおしっこをするのですか?」と尋ねている。ベージュのフード付きジャンパーを着た小便男は「人を待っているんだ」とぞんざいに答え、最後まで小便を出し切った。
同大学は声明の中で、「この破壊的で、人を傷つけ、人種差別的な事件を強く非難する」と述べている。
また同大学の広報担当は副学長の話を引用し、「私たちは人種差別、偏見、他人の尊厳を傷つける行為に対して、ゼロ・トレランス(わずかな不具合も見逃さず、不良品を徹底的に排除すること)のアプローチをとっています」と強調している。
政府報道官は5月、この事件を「憲法に放尿するようなもの」と糾弾していた。
南アフリカの憲法は白人至上主義からの脱却を確固たるものとし、民主主義の模範とされている。
The disciplinary hearing of Theuns du Toit was concluded on 23/06/22. On 21/07/22 the independent Central Disciplinary Committee found Du Toit guilty of contravening clauses 3.1, 9.1, 9.3, 13.1 and 13.2 of the institution's Disciplinary Code for Students. https://t.co/PDiLvzIzob
— Stellenbosch University (@StellenboschUni) July 21, 2022