◎警察は52歳のオーナーと従業員2人を未成年者にアルコールを提供した容疑で逮捕した。
2022年7月6日/南アフリカ、イーストロンドンの教会で行われた合同葬儀(Getty Images/AFP通信)

南アフリカの警察当局は13日、東ケープ州イーストロンドンのナイトクラブで若者21人が不可解な死を遂げた事件について、オーナーら3人を逮捕したと発表した。

事件はイーストロンドンのナイトクラブで6月26日未明に発生。14歳~20歳の男女21人が死亡、負傷者数は公表されていない。

南アフリカでは18歳未満のアルコール摂取・購入は違法。東ケープ州政府はナイトクラブの酒類販売業免許を取り消し、クラブの所有者を刑事訴追すると発表していた。

報道によると、州警察は52歳のオーナーと従業員2人を未成年者にアルコールを提供した容疑で逮捕したという。3人の氏名は明らかにされていない。

オーナーは8月19日に出廷する予定。従業員2人は罰金2000ランド(約1万6300円)を支払うよう命じられ、支払えない場合のみ出廷する。

21人はナイトクラブ内で倒れ、ほとんどがその場で死亡した。警察によると、21人に目立った外傷はなく、群衆事故の可能性は除外された。

死因は特定されておらず、捜査が続いている。州警察によると、生存者は「窒息するよう異臭を感じた」と説明しているという。

州警察の報道官は13日、「捜査は進行中であり、結論に達するまで続く」と語った。

地元紙デイリー・マーベリック(Daily Maverick)は州政府高官の話を引用し、「犠牲者はアルコール、あるいはパーティーで使用された薬物から有毒物質を摂取した可能性がある」と報じている。

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