◎死亡した22人は18歳~20歳とみられ、いずれも店内で倒れていた。
南アフリカ当局は26日、東ケープ州イーストロンドンのナイトクラブで少なくとも22人の若者が死亡したと発表した。
現地メディアによると、事件は26日未明に発生したという。死亡した22人は18歳~20歳とみられ、いずれも店内で倒れていた。警察は事件・事故の両面で捜査を進めている。
ロイター通信は警察筋の話を引用し、「当局は毒物または急性アルコール中毒の可能性を視野に入れている」と報じた。
ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領は犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、事件が「子供・若者育成支援強化月間」中に発生したことを嘆いた。
現場を視察した東ケープ州の知事はアルコールの乱用を非難したが、警察の捜査について明言しなかった。
州知事は記者団に対し、「若者が実験台にされるのはおかしい」と述べ、粗悪な密造酒が事故につながった可能性があると示唆した。
一方、州の当局者はAFP通信の取材に対し、「目に見える外傷はなかった」と述べ、群衆事故の可能性は除外されていると説明した。