◎事故は南岸のケープタウンから東に約400キロほど離れたジョージ市中心部で6日に発生。市役所のとなりで建設されていたビルが突然崩れた。
2024年5月13日/南アフリカ、南西部ジョージ市、倒壊した建設中の5階建てビル(AP通信)

南アフリカ南西部ジョージ市で建設中の5階建てビルが崩壊した事故について、救助隊は14日、新たに作業員8人の遺体を収容し、現在も20人が行方不明であると明らかにした。

これで犠牲者は32人となった。

事故は南岸のケープタウンから東に約400キロほど離れたジョージ市中心部で6日に発生。市役所のとなりで建設されていたビルが突然崩れた。

崩壊の原因は明らかになっておらず、警察が調べている。

中央政府の報道官は今週、「この工事を請け負っていた業者の情報を集めているが、調査が遅れている」と認めた。

また報道官は建設部門におけるコンプライアンスを強化する措置として、法改正に向けた作業を進めると述べた。

地元メディアによると、工事を受注した請負業者が警察の取り調べを受けているという。それ以上の詳細は明らかになっておらず、逮捕者も出ていない。

工事の現場監督は倒壊に巻き込まれたとみられる。

地元テレビ局が報じた防犯カメラ映像には6日の午後2時9分にビル本体と金属足場が突然倒壊し、砂煙が上がる様子が映っていた。

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