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過激派による封鎖続くマリ、首都のガソリンスタンドが営業再開

JNIMは100台以上の燃料タンクローリーを破壊し、数人を殺害、人質に取られた運転手もいる。
アフリカ西部・マリ、首都バマコ郊外のガソリンスタンド(ロイター通信)

アフリカ西部・マリの首都バマコにある一部のガソリンスタンドが10日、営業を再開した。

国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力JNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)は9月頃からマリ国内に向かう石油タンクローリーを100台以上破壊し、軍事政権に圧力をかけている。

現地メディアによると、JNIMによる封鎖の影響で閉鎖されていた学校も授業を再開したという。

AP通信の取材に応じたバマコの住民は「子供たちは今朝登校したが、不安は消えない」と語った。「多くのガソリンスタンドは閉鎖されたままです...」

JNIMは100台以上の燃料タンクローリーを破壊し、数人を殺害、人質に取られた運転手もいる。

アフリカ連合(AU)は9日、マリの過激主義対策として「緊急の国際的行動」を呼びかけた。

またAUは同国で発生したエジプト人3人の拉致事件を非難した。

フランスや米国を含む複数の国が自国民に対し、マリからの即時退去を勧告している。

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