◎EACは2000年に設立された。その目的は「加盟国間の関税を撤廃して貿易を促進する」ことであり、2010年には共同市場を開設している。
ソマリアの難民キャンプ(Getty Images)

東アフリカ共同体(EAC)がソマリアの加盟を正式に承認した。現地メディアが16日に報じた。

それによると、ソマリアのモハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領はウガンダで開催された式典で加盟条約に署名したという。

式典にはウガンダのムセベニ(Yoweri Museveni)大統領や南スーダンのキール(Salva Kiir)大統領なども出席した。

EAC加盟国間による貿易に関税はかからない。EAC最大の経済大国であるケニアとタンザニアは自由貿易を阻害しているとして、他のアフリカ諸国から非難されている。

一部の専門家もEACが貿易を優先するあまり、意味のある統合を犠牲にしていると指摘している。

EACは今回、ソマリアだけでなく東部地域で紛争が続くコンゴ民主共和国の加盟も承認した。

ソマリアは世界で最も貧しい国のひとつであり、国際テロ組織アルカイダとつながりのあるイスラム過激派組織アルシャバーブの猛攻に直面している。

EACは2000年に設立された。その目的は「加盟国間の関税を撤廃して貿易を促進する」ことであり、2010年には共同市場を開設している。

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