◎6人はプントランド自治区域の郊外で逮捕された。
ソマリア北部プントランド自治区域の軍事法廷は1日、イスラム国(ISIS)の外国人戦闘員とみられるモロッコ人6人に死刑を言い渡した。
国営メディアは判事の声明を引用し、「ISISに忠誠を誓うテロリストはソマリア人やイスラム教徒を殺害し、混乱を引き起こすためにソマリアに入国した」と伝えている。
6人が上告できるかどうかは不明。できなけれが銃殺刑に処される。
国際テロ組織アルカイダ系の過激派アルシャバーブとつながりのあるエチオピア人とソマリア人はそれぞれ禁固10年の判決を受け、別のソマリア人は証拠不十分で無罪となった。
裁判の詳細は明らかになっておらず、有罪となった8人に弁護士がついているかどうかも不明だ。
AP通信は関係者の話しとして、「死刑判決を受けたモロッコ人たちは本国への送還を望んでいる」と伝えている。
それによると、この6人はアルシャバーブの支配下にある北部の山岳地帯でISISの訓練を受けたという。
6人はプントランド自治区域の郊外で逮捕された。
ISISのソマリア支部はアルシャバーブの支援を受け、首都モガディシオや係争地ラスアノドに何度もテロ攻撃を仕掛けている。
プントランド自治政府は1998年、ソマリア暫定政府の承認に基づき、自治を宣言した。