◎ソマリアのISISは2015年に設立され、18年にISISの正式な関連組織となった。
2019年2月28日/ソマリア、首都モガディシオ、アフリカ連合ソマリア移行ミッションの部隊(Getty Images/AFP通信)

米アフリカ軍が先月末、ソマリアで活動するイスラム国(ISIS)のリーダーを空爆したことが明らかになった。米主要メディアが16日に報じた。

それによると、この空爆でリーダーとされる男が死亡したかどうかは確認できていないという。

米国務省はソマリアのISISとそのリーダーに関する情報に報奨金をかけている。

米アフリカ軍司令部によると、5月31日、ソマリア北東部、アデン湾の南に位置する遠隔地で空爆を行い、ISISの戦闘員3人を殺害したという。

この声明に空爆の具体的な標的は明記されていない。

ABCニュースは政府高官の話しとして、「国家テロ対策センター(NCTC)がISISのリーダーである男を確認し、その後空爆を実施した」と伝えている。

それによると、リーダーが死亡したかどうかは確認できておらず、情報収集を進めているという。

ソマリアのISISは2015年に設立され、18年にISISの正式な関連組織となった。

構成員は100~400人と推定され、政府高官、陸軍兵士や警察官、民間人、プントランドの治安部隊、アフリカ連合ソマリアミッションの兵士、同国最大の過激派アルシャバーブなどを標的にしている。

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