◎国営テレビは首都モガディシオ郊外にあるホテルから多くの民間人が救出されたと伝えている。死傷者の有無については明らかにされていない。
2022年1月12日/ソマリア、首都モガディシオの国際空港近く、大破した車両(FarahAbdi Warsameh/AP通信)

ソマリアの首都モガディシオで9日、イスラム過激派がビーチサイドのホテルを襲撃した。国営メディアが報じた。

それによると、イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出したという。

国営テレビはモガディシオ郊外にあるホテルから多くの民間人が救出されたと伝えている。死傷者の有無については明らかにされていない。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

アルシャバーブは過去にもホテルやその他の民間施設で自爆テロなどを繰り返してきた。

国営テレビによると、事件が起きたホテルは在トルコ大使館から数キロ離れた場所にあり、政府関係者がよく利用していたという。

テロ発生時にホテルのレストランにいたという男性はAP通信の取材に対し、「ビーチの方向から銃声と大きな爆発音が聞こえた」と語った。

また男性は現地時間の午前8時頃に最初の銃声を聞き、その場からすぐに離れたと述べた。

報道によると、このホテルのあるビーチには地元のコーヒー店やアイスクリーム店などが出店しているという。

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