◎事件は2日夕方に発生。アルカイダ系組織アルシャバーブがラジオを通じて犯行声明を出していた。
2024年8月3日/ソマリア、首都モガディシオ、テロ攻撃を受けたホテル裏の通り(AP通信)

ソマリア・首都モガディシオのビーチで37人が死亡したホテル襲撃に抗議するデモが行われ、数百人がシュプレヒコールを上げた。現地メディアが5日に報じた。

事件は2日夕方に発生。アルカイダ系組織アルシャバーブがラジオを通じて犯行声明を出していた。

警察によると、アルシャバーブ戦闘員による自爆テロと銃撃により、陸軍兵士を含む少なくとも37人が死亡、数十人が負傷したという。

警察は2日遅くの声明で「テロリストを無力化した」と報告。その後、襲撃に関与したとされる4人を殺害したと発表した。何人がこの襲撃に関与したかは明らかになっていない。

現地メディアは目撃者などの話しとして、「少なくとも1人がホテル前で、もう1人がホテル内で自爆した」と伝えている。

デモに参加した女性はAP通信の取材に対し、「私は息子を失った」と語った。

もう一人の抗議者はAPに「国の安全と平和を確保できるかどうかは我々にかかっている」と述べた。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

アルシャバーブと政府は戦争状態にある。

モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領は昨年、アルシャバーブとの全面戦争を宣言し、同組織の支配下にある地域を奪還すると誓った。

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