◎ジュバランドはソマリアからの独立を目指す地区のひとつ。中央政府と対立している。
2019年7月13日/ソマリア、首都モガディシオの市街地(FGetty Images/AFP通信)

アフリカ東部・ソマリア政府が南部の自治区ジュバランドの首長の逮捕状を発行した。

ジュバランド当局は最近、モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領を国家反逆罪で告発し、逮捕状を発行していた。

ジュバランドはソマリアからの独立を目指す地区のひとつ。中央政府と対立している。

地元メディアによると、ジュバランドでは最近選挙が行われ、首長が3期目をスタートさせたばかり。

中央政府は首長を国家反逆罪と機密情報を外国に漏らした罪で告発している。

一方、ジュバランドはモハムド氏を国家反逆罪、内戦扇動罪、国の憲法秩序を乱す武装蜂起の組織化で告発した。

中央政府はジュバランドが許可なく選挙を行ったと主張。首長に出頭するよう求めている。

中央政府は今週初め、ジュバランドに追加部隊を派遣した。

モハムド氏は昨年、アルカイダ系組織アルシャバーブとの全面戦争を宣言し、同組織の支配下にある地域を奪還すると誓った。

地元メディアによると、ジュバランドの首長はケニアとつながりが深く、中央政府の方針に反対している。中央政府はジュバランドで選挙が行われた際、エチオピアとの連携強化を訴える候補を支援したとされる。

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