◎アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派組織で、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシュ近郊まで支配地域を拡大したと考えられている。
イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(Getty Images/EPA通信)

ソマリア政府は、イスラム過激派組織アルシャバーブのプロパガンダとみなされる情報を掲載した報道機関を取り締まると発表した。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派組織で、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシュ近郊まで支配地域を拡大したと考えられている。

政府報道官は声明で、「アルシャバーブのテロ行為とそのイデオロギーを含むプロパガンダを拡散したメディアは罰せられる」と警告した。

また報道官はこの決定に理解を求め、「アルシャバーブのプロパガンダを取り締り、イデオロギーの拡散とテロを取り締まる」とした。

地元メディアによると、政府はアルシャバーブとつながりのあるSNSアカウントの取り締まりを開始し、これまでにフェイスブックとツイッターの40以上のアカウントが停止されたという。

今年5月に就任したモハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領は「アルシャバーブを倒す」と宣言している。

しかし、アルシャバーブはこの数カ月、各地で攻勢を強め、民間人数十人を殺害している。

8月にはモガディシュのホテルが攻撃を受け、21人が死亡するという大惨事が発生した。

今月3日にはヒーラーン州の政府庁舎が襲撃を受け、少なくとも20人が死亡、30人以上が負傷している。

2017年10月にモガディシュで発生したトラック爆弾攻撃では512人死亡した。

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