◎イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出した。
ソマリア、首都モガディシュ郊外(Getty Images)

ソマリア政府は6日、首都モガディシュにある軍の訓練施設で自爆テロが発生し、少なくとも5人が死亡、11人が負傷したと明らかにした。

国営メディアによると、イスラム過激派組織アルシャバーブが犯行声明を出したという。

テロは5日の夕方に発生した。

軍報道官はAP通信の取材に対し、「テロリストは訓練キャンプの正門で自爆した」と語った。

また報道官は「キャンプ前の通りを歩いていた市民と兵士が犠牲になった」と説明した。

国営メディアは軍高官の話を引用し、「テロリストは新兵になりすましてキャンプに接近した」と報じている。

負傷者の容体は明らかにされていない。国営メディアによると、数人が重傷だという。

この訓練施設はトルコ軍基地のすぐ近くにある。

米アフリカ軍は5日ソマリア政府の要請に基づき、アルシャバーブの戦闘員数人をドローン空爆で殺害したと発表していた。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのあるイスラム過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシュ近郊まで支配地域を拡大したとみられる。

イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(Getty Images/AFP通信)
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