◎アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。
ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブが14日、首都モガディシオのホテルを襲撃したと発表した。
アルシャバーブの報道官はテレグラムに声明を投稿。「戦闘員が大統領官邸からそう遠くないSYLホテルに侵入・制圧した」と主張した。
このホテルは政府高官がよく利用する。
現地メディアによると、死傷者が出たという情報は今のところ確認されていない。
アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。
米政府はアルシャバーブをアルカイダ系の最凶組織と評している。
モガディシオへの攻撃は治安当局の取り締まり強化により、この数カ月、減少傾向にあった。
モガディシオに対する最後の大規模攻撃は2022年10月に発生。交通量の多い交差点で爆弾を積んだ2台の車両が爆発し、少なくとも120人が死亡した。
ソマリア政府は米国とアフリカ連合(AU)の支援を受け、アルシャバーブとの全面戦争を宣言。占領地の奪還を目指している。