◎爆発物を積んだ車がカフェの目の前で爆発した。
ソマリア、首都モガディシオの市街地(FGetty Images/AFP通信)

ソマリア・モガディシオのカフェで爆発があり、少なくとも5人が死亡、20人が負傷した。警察が14日、明らかにした。

それによると、爆発物を積んだ車がカフェの目の前で爆発したという。カフェの中では数十人がユーロ2024決勝戦(スペイン対イングランド)を観戦していた。

警察の報道官は記者団に対し、「このテロ攻撃で少なくとも5人が死亡、20人が負傷し、うち数人が重体である」と語った。犠牲者は全員歩行者であった。

X(旧ツイッター)に投稿された動画には黒焦げになった車が映っていた。

爆発を目撃したという男性は地元テレビ局の取材に対し、「カフェの客はパニック状態で、何人かがガラスの破片で顔にケガをしていた」と語った。

犯行声明を出した組織は確認されていないが、アルカイダ系組織アルシャバーブに疑惑の目が向けられている。

モガディシオ郊外の刑務所で先週発生した銃撃戦では受刑者5人と刑務官3人が死亡、21人が負傷している。脱獄を企てた受刑者はアルシャバーブの戦闘員であった。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつ。ソマリア南部と中部の大部分を支配し、モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

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