ケニア・ナイロビ警察の幹部逮捕、男性ブロガーの死に関与か
亡くなったのはオンラインメディアなどに記事を投稿していたアルバート・オワンガさん。ナイロビ中央警察署に連行され、8日に死亡した。
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アフリカ東部・ケニアの捜査当局は13日、男性ブロガーがナイロビ中央警察署の留置場で死亡した事件について、同署の幹部らを逮捕したと発表した。
この事件は暴力的なデモに発展した。
亡くなったのはオンラインメディアなどに記事を投稿していたアルバート・オワンガ(Albert Ojwang、31歳)さん。ナイロビ中央警察署に連行され、8日に死亡した。
警察は当初、オワンガさんが留置場内で自殺したと主張していたが、その後謝罪し、捜査を開始したと明らかにしていた。
オワンガさんは6日、西部のビクトリア湖近くの町で逮捕され、ナイロビに連行された。
警察は逮捕の理由について、「オワンガさんがソーシャルメディアで警察幹部に関する虚偽の情報を拡散した」と説明している。
事件を調査する独立警察監視機関(IPOA)は解剖の結果、オワンガさんが暴行を受けた可能性が高いと指摘した。
IPOAによると、中央警察署の責任者と同署の監視カメラ(CCTV)データを改ざんしたとされる技術者が13日に逮捕されたという。
IPOAは同署のCCTVが操作され、事件当日のデータが削除されていたと報告している。
警察は以前、オワンガさんが留置場の壁に自ら頭を打ちつけたと説明していた。