◎ダカール地検は今週、マッサージ店の女性従業員を暴行したとして起訴されたソンコ氏に懲役10年を求刑した。
セネガル南部の町で26日、野党党首ウスマン・ソンコ(Ousmane Sonko)氏の支持者と機動隊が衝突し、少なくとも1人が死亡、数人が負傷した。AP通信が関係者の話しとして報じた。
それによると、衝突は南部の町コルダで確認され、男性1人が死亡したという。死因は明らかになっていない。
ダカール地検は今週、マッサージ店の女性従業員を暴行したとして起訴されたソンコ氏に懲役10年を求刑した。
ソンコ氏は2019年の大統領選で3位につけ、2024年の大統領選にも立候補する意向を示しており、今回の告発を「マッキー・サル政権の陰謀」と呼んでいる。判決は6月1日に言い渡される予定。有罪が確定すれば大統領選に出馬できなくなる。
ソンコ氏は出廷せず、欠席裁判で懲役10年を求刑された。
支持者はサル(Macky Sall)大統領を非難し、ソンコ氏が不起訴処分になるまでデモを続けていると主張している。
ソンコ氏は今年、政府高官に対する名誉棄損事件で執行猶予付きの実刑判決を受けている。
26日の衝突がどのように始まったかは明らかになっていないが、ソンコ氏は自身のフェイスブックアカウントに声明を投稿。数百人の支持者が通りを歩き、バリケードを設置する写真も公開した。
地元メディアは警察車両数台と機動隊が配備されたと伝えている。
デモは判決を前に暴力的になっている。サル政権は公共の秩序を乱す試みはいかなる理由があろうと容認しないと警告している。