セネガル沖で石油タンカー事故、乗組員全員救助、流出防止急ぐ
事故は首都ダカール沖で11月27日深夜から28日未明にかけて発生。トルコの海運会社が所有するタンカーが救難信号を出した。
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セネガル当局は11月30日、パナマ船籍の石油タンカーで浸水事故が発生し、対応に当たっていると明らかにした。
それによると、事故は首都ダカール沖で11月27日深夜から28日未明にかけて発生。トルコの海運会社が所有するタンカーが救難信号を出した。
当局は声明で、「機関室に水が入ったことがきっかけで、船側が信号を出し、これを受けて沿岸警備隊がタグボートや専門の応急対応班を現場に派遣した」と説明。夜間から対応が始まり、海軍や港湾管理当局も含めた関係機関が連携し、事態の把握と制御に当たっているという。
乗組員は全員救助され、ケガ人は報告されていない。
当局は流出の可能性に備え、燃料貨物の移送や油流出防止用のネットの展開など、必要な措置を講じている。声明によると、「船体を安定させ、油の漏出を防ぎ、環境リスクを最小限に抑える」ための作業を優先しており、流出事故の未然防止に全力を挙げているという。
地元テレビ局が報じた写真には、タンカーの船尾が沈みかけた様子が写っていた。
沿岸警備隊は沿岸地域および海域の生態系、漁業、水産資源への影響を懸念し、環境保全当局などとも連携して対応に当たっている。
