スクールバスとトラックが正面衝突、児童13人死亡 南アフリカ
現場はヨハネスブルグ郊外、複数の小中学校へ向かう児童を乗せた私設のスクールバスが事故に巻き込まれた。
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南アフリカ北部ハウテン州で19日朝、児童を乗せたスクールバスがトラックと正面衝突し、少なくとも13人の児童が死亡、複数人が負傷した。警察が明らかにした。
事故は午前7時頃に発生、児童らを乗せたミニバスが停車中の車両を追い越そうとした際に反対車線から来たトラックと衝突したとみられている。現場はヨハネスブルグ郊外、複数の小中学校へ向かう児童を乗せた私設のスクールバスが事故に巻き込まれた。
当局の報告によると、11人の児童が現場で、2人が搬送先の病院で死亡した。負傷者のうち5人はヨハネスブルグ市内の病院に、さらに2人が別の病院に搬送された。スクールバスの運転手も負傷し治療を受けているという。警察はトラックの運転手から話しを聞いており、スクールバスの運転手についても運転操作が適切であったかどうか慎重に調査している。
事故現場では、親族らが悲嘆に暮れ、救急隊員が散乱した教科書や筆記用具を拾い集める光景が見られた。ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領は声明で、遺族や地域社会に哀悼の意を表するとともに、必要な心理・社会的支援を提供することを国および州の当局に指示した。またラマポーザ氏は「子どもたちは国にとって最も貴重な資産であり、道路交通規則の遵守やスクールトランスポートの品質管理を徹底する必要がある」と述べた。
教育省も声明を発表し、スクールバス関連の事故の多くが運転手の過失によるものだとの分析があると指摘。運輸省に対し、スクールトランスポートに使われる車両の整備状況や安全性の確認を強化するよう求めた。車両の整備不良や過積載、ドライバーの運転技術等が背景にある可能性も検討されている。
この事故は、通学途中の児童を巻き込む大規模な交通事故として国中に衝撃を与えている。教育関係者や自治体の代表者らは通学路の安全対策強化を訴え、同様の悲劇の再発防止に向けた対策立案を急いでいる。学校や地域コミュニティでは追悼行事が行われる予定で、事故の背景にある交通安全の見直しを求める声が高まっている。
警察は引き続き調査を進め、事故原因の詳細を明らかにするとともに、関係者の聴取を継続していく方針である。事故の全容解明とともに、通学時の安全確保が課題として浮かび上がっている。
