◎サントメ・プリンシペは人口約21万人の共和制国家で、アフリカの議会制民主主義のロールモデルと呼ばれている。
2022年9月25日/サントメ・プリンシペ。首都サントメの投票場(Getty Images/AFP通信)

西アフリカ、ギニア湾に面するサントメ・プリンシペで25日、総選挙の投票が始まり、多くの有権者が投票所に足を運んでいる。

首都サントメでは6つの自治体の市長、プリンシペ島では自治政府の投票も合わせて行われている。

サントメ・プリンシペは人口約21万人の共和制国家で、アフリカの議会制民主主義のロールモデルと呼ばれている。

選挙には11の政党が参加した。

今回初めて、欧州とアフリカの10カ国に住む市民1万4000人も投票に参加した。連邦議会の定数は55人。

地元メディアによると、連立政権を率いるジーザス(Jorge Bom Jesus)首相は過半数を維持できる可能性が高いという。

南部カウエの政党「独立市民運動」はプリンシペ自治区の政党PUN(国民統合党)と協力して議席増を目指している。同党は2018年に初めて2議席獲得した。

この選挙は国際監視員100人によって監視されている。

西アフリカ諸国はこの2年、軍事クーデターに悩まされてきた。

マリ軍は2020年8月と昨年5月にクーデターを起こした。ギニア軍は昨年9月、ブルキナファソ軍は今年1月に民主指導者を追放している。

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