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ナイジェリア北部の高速道路でトラック事故、30人死亡、負傷者多数

事故は同州中心部の高速道路で8日早朝に発生、トラックが道路外に逸脱し、積んでいた乗客が死傷した。
ナイジェリア、炎上する石油タンクローリー(Getty Images)

ナイジェリア北部カノ州の高速道路で大型トラックが単独事故を起こし、少なくとも30人が死亡、多数が負傷した。地元当局が9日、明らかにした。それによると、事故は同州中心部の高速道路で8日早朝に発生、トラックが道路外に逸脱し、積んでいた乗客が死傷した。

カノ州知事は声明でこの事故を「惨事」と表現し、犠牲者に哀悼の意を表した。また、負傷者に対しては病院での治療を無償で提供すると発表し、関係当局に救助・支援体制の強化を指示した。知事室の報道官はX(旧ツイッター)への投稿で、被害者への迅速な医療支援と状況評価のために人道支援チームが配置されていると説明した。 

事故原因について州当局は「運転手の過失運転によるもの」としているが、詳細な調査は進行中だ。トラックは市中心部へ向かう途中で、乗客と貨物を積んで走行していたとみられている。負傷者の正確な人数は現時点で公表されていないものの、多くが重傷を負ったと伝えられている。 

ナイジェリアでは交通事故が頻発しており、道路インフラの不備や交通法規の順守欠如が長年の課題となっている。アフリカで最も人口の多い同国では、2024年の統計で交通事故により少なくとも5421人が死亡している。専門家はこうした数字について、道路状況の悪さや取り締まりの甘さ、ドライバーの危険運転など複数の要因が関与していると指摘している。 

同国北部では過去にも大規模な事故が発生、昨年12月には自動車事故でイギリスの元世界ヘビー級ボクシング王者が軽傷を負い、同乗していた2人が死亡する悲劇も起きている。現地当局はこの件でも運転手を危険運転などの罪で起訴しており、交通安全の強化と法令遵守の重要性が改めて問われている。 

今回の事故を受けて、カノ州政府や交通当局は重機・大型車両の運転手に対する安全教育の徹底や、道路インフラの改善、取り締まりの強化を進める方針を示している。

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