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▽MNLAはトゥアレグ族の若者で構成され、独自に策定した北部地域の平和・安全・開発のための恒久的戦略枠組み(CSP-PSD)に基づき、「アザワド」という独立国家の建設を目指している。
マリ、反政府勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」の兵士(Getty Images)

アフリカ西部・マリ反政府勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」が21日、アルジェリア南部で誘拐されたスペイン人男性を解放したと発表した。

MNLAの報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「先週アルジェリア南部で多国籍ギャングに拉致されたスペイン人男性を解放した」と書いた。

また報道官は男性の容体について、「健康状態は良好であり、アルジェリア当局に引き渡され、まもなく家族と再会するだろう」とした。

MNLAによると、男性は17日、正体不明の集団に拉致されたという。

MNLAはその後、男性の所在地を突き止め、ギャングとの交渉の末、男性を救出したとのこと。詳細は不明であり、アルジェリア政府もコメントを出していない。

MNLAはトゥアレグ族の若者で構成され、独自に策定した北部地域の平和・安全・開発のための恒久的戦略枠組み(CSP-PSD)に基づき、「アザワド」という独立国家の建設を目指している。

地元メディアによると、MNLAはアルジェリア国内にも複数拠点を開設しているとみられる。

スペイン外務省は先週、スペイン人男性がアルジェリアで拘束され、行方不明になっていると発表した。

それによると、男性はアルジェリア南部で拘束され、イスラム国(ISIS)に忠誠を誓う「大サハラのイスラム国(ISGS)」によってマリに連行されたという。

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