◎超VIP扱いされなかったのはアフリカの国家元首だけではない。
2022年9月19日/イギリス、ロンドン、アフリカの国家元首を乗せたバス(Twitter)

アフリカの一部のSNSユーザーがエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬でアフリカ諸国の国家元首がバスで会場入りしたことに不満を表明している。

ケニアのルト(William Ruto)大統領やタンザニアのハッサン(Samia Suluhu Hassan)を含む国葬に参列したアフリカの国家元首は英政府が用意したシャトルバスでロンドンのウェストミンスター寺院に向かった。

海外の要人がバスで移動する中、米国のバイデン(Joe Biden)大統領とファーストレディは大統領専用リムジンでの会場入りを許可された。

一部のSNSユーザーは道路の混雑を防ぐという理由で要人にバス移動を求めた英政府の決定に不満を表明した。

あるツイッターユーザーは、「アフリカはここでも差別されている」と投稿した。別のユーザーは「黒人はバスで移動しろと言われたに違いない」と主張した。

しかし、ケニアのあるツイッターユーザーはこう反論した。「インターポールもFBIもCIAも英政府もEUも、バイデン大統領のバス乗車を認めないだろう」

@Tiyiselani_TPは、「米国の大統領は普通の大統領ではなく、世界で最も強力な国の大統領であり、世界最高のセキュリティが求められる」とツイートした。

@JosephBowyer1は、「アフリカ人はなぜ比較が好きなのでしょうか?そう、バイデンはアフリカの全ての大統領より偉大なのです」と投稿。

@Rhumeeyは、「アフリカの指導者の笑顔...招待され、嘲笑され、恥をかかされましたね」と投稿している。

BBCニュースによると、ホワイトハウスは安全上の理由から従来通りのセキュリティを要請したという。

超VIP扱いされなかったのはアフリカの国家元首だけではない。欧州の王室関係者もバスで移動した。

フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領、日本の天皇皇后両陛下、カナダのトルドー(Justin Trudeau)首相もバスで会場入りした。

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