▽シーア派団体とされるイスラム運動ナイジェリア(IMN)のメンバー数十人がパレスチナ自治政府と連帯するデモ行進を行い、暴動に発展した。
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アフリカ西部・ナイジェリアの首都アブジャで29日、治安部隊とイスラム教シーア派のデモ隊が衝突し、1人が死亡、3人が負傷した。
それによると、シーア派団体とされるイスラム運動ナイジェリア(IMN)のメンバー数十人がパレスチナ自治政府と連帯するデモ行進を行い、暴動に発展したという。
政府はIMNをテロ組織に指定している。
アブジャ警察は声明で、「市内の2地区でデモ隊が銃器などを使用し、治安要員を攻撃した」と非難した。
この結果、治安部隊の隊員1人が死亡、3人が重傷を負い、襲撃に関与したとされる19人が逮捕された。
X(旧ツイッター)で拡散した動画にはパレスチナ国旗を振りながら軍の車両に投石するデモ隊の姿が映っていた。
別の動画には銃声が鳴り響く中、複数の男が車列に向けて発砲する姿が映っていた。
デモ隊側に死傷者が出たかどうかは明らかになっていない。一部の地元メディアは5人が死亡したと伝えている。
IMNは声明で、「先制攻撃を仕掛けてきたのは軍であり、我々は平和的に抗議していた」と主張した。