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▽この飛行機はアフリカン・パークス・ネットワークという環境保護団体が運航していた。
チャド共和国、牛の群れ(Getty Images)

アフリカ西部・チャドの南部で野生のシロサイの監視任務に就いていた小型飛行機が墜落し、2人が死亡した。地元当局が14日、明らかにした。

それによると、この飛行機はアフリカン・パークス・ネットワークという環境保護団体が運航していた。

飛行機は14日の午前5時頃、南部の自然保護区でシロサイの監視飛行中に墜落。パイロットと乗組員1人が死亡した。

当局によると、パイロットは南アフリカ国籍の男性。乗組員は環境省の職員であった。

墜落の原因は明らかになっておらず、航空局が調べている。

大統領府の報道官はこの事故について、「絶滅危惧種のサイを守るという重要な任務を担当していた2人が亡くなったと聞き、ショックを受けている」と述べ、哀悼の意を表した。

シロサイは国際自然保護連合(IUCN)の準絶滅危惧種に、クロサイは絶滅危惧種に指定されている。

その角(犀角、さいかく)はアジアの一部地域で漢方薬として利用され、取引価格は金やコカインに匹敵すると伝えられている。

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