ソマリアの旅客機が滑走路をオーバーラン、浅瀬に突っ込む、ケガ人なし
事故を起こしたのはソマリアの航空会社スタースカイ・アビエーション(Starsky Aviation)の旅客機。モガディシオの国際空港を離陸した直後に技術的な問題が発生したという。
.jpg)
ソマリア・モガディシオの国際空港で10日、旅客機が技術的トラブルにより滑走路を逸脱し、近くの浅瀬に突っ込む事故が発生した。当局によると、乗客乗員55人全員が無事に避難し、ケガをした人はいなかったという。
事故を起こしたのはソマリアの航空会社スタースカイ・アビエーション(Starsky Aviation)の旅客機。モガディシオの国際空港を離陸した直後に技術的な問題が発生したという。
離陸から約15分後、機長はモガディシオに引き返すことを決定し、緊急着陸を試みた。しかし、着陸時にスピードを落としきれず、滑走路をオーバーランしてインド洋に面する近隣のビーチに達した。機体は浅瀬で停止した。
スタースカイは声明で、「機体は滑走路を越えて浅瀬で止まったが、負傷者も死亡者もいない」と述べた。全員が機外へ脱出し、救助隊が機内をチェック、全員の無事を確認した。大統領府も声明を出し、現場に駆け付けた救助隊が乗客乗員55人の無事を確認し、幸いなことにケガをした人はいなかったと述べた。
航空当局はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「同機は離陸直後に技術的トラブルに見舞われ、管制塔に連絡の後、緊急着陸を試みた」と述べ、調査官が関係者から話しを聞いていると明らかにした。大惨事には至らなかったものの、機体が滑走路を逸脱した経緯やトラブルの原因については専門家チームが分析を進めている。
事故機はターボプロップのフォッカー50(Fokker 50)とみられ、国内線として運航されていた。同機は短距離路線で広く利用されているが、離着陸時の制御や整備状況が事故の影響を抑えた可能性があると指摘する声もある。調査が進む中で、パイロットの判断や機体の整備履歴、空港環境などが詳しく確認される見込みだ。
ソマリアでは近年、航空インフラの整備が進む一方で、安全運航に関する課題が残されてきた。今回のような緊急事態でもケガ人が出なかったことは、関係当局にとって大きな安堵材料となったが、再発防止に向けた改善策や機体整備の徹底が引き続き求められている。国際的な航空安全基準との整合性や訓練体制の強化も、今後の重要な課題となるだろう。
