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▽マールブルグウイルスはコウモリからヒトに、感染者の体液や皮膚に接触したヒトに感染する。空気感染はしない。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長(Getty Images)

世界保健機関(WHO)は15日、アフリカ東部・タンザニアの僻地でマールブルグ病が確認され、8人が死亡したと発表した。

WHOのテドロス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は声明で、「保健当局とWHOは現地で9人の感染者を確認し、うち8人が死亡した」と述べた。

またテドロス氏は「タンザニア政府と連携して調査を継続する」とした。

マールブルグ病はエボラ出血熱によく似たウイルス性疾患で、感染力が強く、致死率も高い。致死率は地域の医療体制によって異なり、過去の発生では88%に達したこともあった。

マールブルグウイルスはコウモリからヒトに、感染者の体液や皮膚に接触したヒトに感染する。空気感染はしない。

主な症状は発熱、筋肉痛、下痢、嘔吐など。極度の出血により死亡するケースもある。ワクチンや治療法はまだ確立されていない。

WHOによると、タンザニア国内での感染リスクは高いものの、世界的には低いとのこと。タンザニア政府はコメントを出していない。

昨年9月末にルワンダで最初に報告されたマールブルグの感染拡大は12月20日に終息宣言が出された。

ルワンダ当局は計15人が死亡し、66人が感染したと報告。その大部分は最初の患者を担当した医療従事者が罹患したものであった。

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