ギニアビサウ前大統領がコンゴ・ブラザビルに到着、クーデターで国外退避
エンバロ氏は11月26日の軍事クーデターを受け、国外に逃亡。セネガルに逃れていた。
.jpg)
ギニアビサウのエンバロ(Umaro Sissoco Embalo)大統領が29日、隣国セネガルを経由してコンゴ民主共和国・ブラザビルに到着した。
エンバロ氏は11月26日の軍事クーデターを受け、国外に逃亡。セネガルに逃れていた。
軍による政権掌握は、同国で長年繰り返されてきた不安定な政治状況の象徴となった。軍は選挙結果を発表する前夜、政権掌握を宣言し、ホルタ・ウンタ・ナマン(Horta Inta-A Na Man)将軍が暫定大統領に就任した。
エンバロ氏は特別便でセネガルに移動、その後、プライベートジェットでコンゴのブラザビルへ移動した。
コンゴの政府関係筋によると、エンバロ氏は29日午前、ブラザビルに到着した。
このクーデターは11月23日に実施された大統領および議会選挙を巡るものであった。両候補とも勝利を主張していたが、正式な結果が開示される直前に軍が動いた。
政治の行方が不透明になる中、軍は「麻薬組織や政治家による国家転覆の計画があった」と説明、クーデターを正当化した。
国際的な批判も強まっており、アフリカ連合(AU)は憲法秩序を逸脱する政変に対し厳しい姿勢を示し、関係国に対して事態の正常化を促している。
一方で、国外へ脱出したエンバロ氏がかつて関係が深かったコンゴへ身を寄せたことから、同氏ならびにその支持者たちの今後の行動に注目が集まっている。
国際社会はこのクーデターに対し、民主主義と憲法秩序の尊重を改めて求める声を強めている。
今回の事件を通じて、ギニアビサウが抱える慢性的な政治不安と軍の介入の構造、そして選挙後の混乱リスクが改めて浮き彫りとなった。
政治の先行きは流動的であり、国内のみならず地域や国際社会への影響も無視できない状況である。
