コートジボワール大統領選、ワタラ氏(83歳)4選へ、野党候補が敗北認める
西アフリカでは近年、ワタラ氏のように権力を維持しようとする指導者が急増。この数年で8回軍事クーデターが起きている。
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アフリカ西部・コートジボワールの大統領選について、現地メディアは26日、主要な野党候補が敗北を認めたと報じた。
投票は10月25日に行われ、ワタラ(Alassane Ouattara、83歳)大統領の4選が焦点となっていた。
ワタラ氏は2016年の憲法改正で自身の任期はリセットされたと主張し、20年の大統領選に立候補。3選を決めた。
野党はこれに猛反発し、各地で抗議デモが激化。治安部隊の取り締まりにより、数百人が死傷した。
2010年の大統領選後ではバグボ(Laurent Gbagbo)元大統領が敗北を認めず、抗議デモが暴動に発展。3000人以上が死亡する事態となった。
選挙管理委員会が25日夜に発表した開票速報はワタラ氏が他の候補に大差をつけているこ戸を示している。
このデータを受け、ワタラ氏に挑んだ4候補のうち3人が敗北を認めた。
選管はワタラ氏のライバルと目されていた野党指導者4人の大統領選への立候補を禁じている。
西アフリカでは近年、ワタラ氏のように権力を維持しようとする指導者が急増。この数年で8回軍事クーデターが起きている。
