◎選挙管理委員会は3日、この結果を公表し、大統領代行を務めるンダイトワ副大統領が勝利した。
2024年11月2日/ナミビア、首都ウィントフーク、ンダイトワ副大統領の政治集会(Getty Images/AFP通信)

アフリカ南西部・ナミビアの野党が先月末に行われた大統領選の結果に異議を唱え、憲法裁判所に訴えを起こした。

選挙管理委員会は3日、この結果を公表し、大統領代行を務めるンダイトワ(Netumbo Nandi-Ndaitwah)副大統領が勝利した。

ンダイトワ氏の得票率57%、野党IPCのイトゥラ(Panduleni Itula)氏は26%であった。

選管は11月27日の投票日当日、物流や技術的なトラブルにより、各地の投票所に長蛇の列ができたとして、投票期間を11月30日まで急遽延長した。

野党はこの決定に抗議し、延長を「違法」と非難。憲法裁判所に結果を無効とし、再度投票を行うよう求めた。

イトゥラ氏はSNSに声明を投稿。「先月の選挙は違法・違憲であり、与党が結果をゆがめようとしている」と主張した。

またイトゥラ氏は支持者に抗議デモを行うよう呼びかけた。

ンダイトワ氏の与党SWAPOは議会選でも過半数を維持した。

ナミビアの人口は約300万人。1990年にアパルトヘイト下の南アフリカから独立して以来、選挙で大統領を選出してきた。大統領の任期は5年。3選は禁じられている。

SWAPOは独立以来、政権を握っている。

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