ナイジェリアバス襲撃事件、警察が22人逮捕、12人死亡
事件は20日夜に発生。身元不明の群衆が北部カドゥナ州からプラトー州の結婚式会場に向かっていたバスを襲撃し、12人が死亡、11人が負傷した。
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アフリカ西部・ナイジェリアの警察当局は22日、中部プラトー州で2日前に発生したバス襲撃事件に関与したとして、22人を逮捕したと明らかにした。
それによると、事件は20日夜に発生。身元不明の群衆が北部カドゥナ州からプラトー州の結婚式会場に向かっていたバスを襲撃し、12人が死亡、11人が負傷した。
州警察は21日の声明で、「怒れる群衆がバスに襲いかかり、警察が21人を救出したものの、死傷者が出た」と述べていた。
AP通信は警察関係者の話しとして、「群衆はバスが自分たちの支配地域に入ったことに激怒していた」と報じている。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは21日の声明で、「この襲撃で12人が殺害され、11人が負傷した」と非難した。
またアムネスティは警察に対し、「虐殺に関与した容疑者を公正な裁判で裁く必要がある」と呼びかけた。
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
中部ベヌエ州では2週間前、正体不明の武装集団が集落に押し入り、少なくとも150人が死亡した。