ナイジェリア軍、ボコ・ハラムの戦闘員50人超殺害、残党追跡中
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
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ナイジェリア軍は23日、西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」の戦闘員を50人以上殺害したと発表した。
軍報道官は声明で、「ボコ・ハラムは16日未明にボルノ州とヨベ州の軍事基地を同時攻撃した」と明らかにした。
また報道官は、「地上部隊と航空部隊の連携攻撃により、ボコ・ハラムのテロリスト50人以上を殺害した」と述べた。
報道官によると、地上部隊が逃走した70人以上の戦闘員を追跡しているという。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
ナイジェリア北中部ではボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。
ボコ・ハラムは先月、ボルノ州郊外の集落を襲撃し、少なくとも60人を殺害した。