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軍部隊と武装勢力が衝突、22人死亡 ナイジェリア北部

ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
アフリカ西部・ナイジェリア、陸軍の訓練施設(Getty Images)

ナイジェリア北部カノ州で治安部隊と武装勢力による銃撃戦が発生し、22人が死亡した。軍が4日、明らかにした。

それによると、事件は同州シャノノで発生したという。

軍は声明で、武装勢力の戦闘員19人を殺害し、作戦中に兵士2人と地元の自警団員1人が死亡したと明らかにした。

軍部隊は他の治安機関の支援を受け、武装勢力の隠れ家を急襲したとのこと。組織名には言及していない。

ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。

中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。

ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。

中央政府は現在、北中部の広い範囲で対テロ作戦を展開している。

軍は4日、ニジェール国境近くの軍事基地にテロリストが押し寄せたものの、撃退に成功し、6人を殺害したと発表した。

軍部隊は空軍の支援を受けながら残党を追跡しているという。

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