◎ナイジェリアでは建物の倒壊や崩壊事故が相次いでいる。
2022年5月22日/ナイジェリア、ラゴス島のビル崩壊現場(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリアの商業都市ラゴスで22日、建設中の3階建てビルが倒壊し少なくとも4人が死亡した。

現場はラゴス島の高級住宅街と伝えられている。

現地メディアによると、これまでに5人が救助されたという。5人の容態は明らかにされていない。救助隊は重機を使って生存者を探している。

アフリカニュースは関係者のコメントを引用し、「ビルは地盤陥没により倒壊したとみられる」と報じた。

別の地元メディアによると、このビルは必要な安全規則を満たしていなかったため、当局の指示を受け閉鎖されていたという。

ラゴス州危機管理局の報道官は声明で、「当局は開発業者に封鎖を命じたが、夜間や週末に作業を続けていたようだ」と述べている。

開発業者はまだ声明を出していない。

ナイジェリアでは建物の倒壊や崩壊事故が相次いでいる。専門家によると、一部の悪質な開発業者が規則よりコスト削減を優先するため、事故が多発しているという。

2週間前にラゴス島の別の地区で発生した3階建てビル倒壊では10人が死亡。昨年11月にも商業ビルの一部が崩落し、40人以上が死亡している。

アフリカニュースによると、ラゴス島で2005年以降に倒壊した建物は150棟以上にのぼるという。

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