ナイジェリア25年6月インフレ率22%、3ヶ月連続で低下
ナイジェリアのインフレ率は昨年、28年ぶりの高値に達した。
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アフリカ西部・ナイジェリアの国家統計局が先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年6月のインフレ率は前年同月比22.22%増、3カ月連続で前月を下回った。5月は22.97%であった。
ナイジェリアのインフレ率は昨年、28年ぶりの高値に達した。
ティヌブ(Bola Tinubu)大統領は23年5月の就任初日にガソリン補助金を廃止。複数の為替レートを統一するなど、財政健全化を進めている。
その後も電気料金の補助金を廃止するなどした結果、ガソリン価格は2倍以上に、公共交通機関の運賃や日用品の価格も急騰した。
24年12月のインフレ率は34.80%、25年1月は24.48%まで低下したが、それでも過去10数年に比べると高い。
その後は下落ペースが鈍化している。
25年6月の食料品のインフレ率は前年同月比21.97%増。5月の21.14%を上回った。
中央銀行は直近2回の金融政策決定会合で政策金利を27.50%に据え置いた。次の会合は来週予定されている。