◎ナイジェリアでは先週から政府与党と貧困に抗議するデモが激化し、一部地域で暴動に発展。少なくとも9人が死亡し、数百人が逮捕されている。
2024年8月4日/ナイジェリア、ラゴス郊外、政府与党に退陣を求める抗議デモ(Getty Images)

ナイジェリアの反政府デモでロシアの国旗を掲げたとされるポーランド人7人が逮捕された。当局が7日、明らかにした。

外務省の報道官は首都アブジャの会議場で記者団の取材に応じ、「ポーランド国籍の7人は5日、北部カノ州で逮捕された」と述べた。

報道官はこの7人が逮捕された理由を明らかにせず、警察が捜査していると述べるにとどめた。

ポーランド外務省は7日、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「逮捕されたポーランド人の中には学生と教師が含まれる」と書き込んだ。

また同省はこの問題について、ナイジェリア政府と協議する用意があると表明した。

ナイジェリアでは先週から政府与党と貧困に抗議するデモが激化し、一部地域で暴動に発展。少なくとも9人が死亡し、数百人が逮捕されている。

地元メディアによると、北部のいくつかの州ではロシアの国旗を振るデモ参加者が見られたという。

アフリカ諸国の一部、特に軍事政権の支配下に置かれる国では反西側感情が高まり、ロシア寄りの姿勢を示す市民が増えている。

ナイジェリア内務省の報道官は「この問題について、ポーランド政府や駐大使と協議する用意がある」と述べた。

また報道官は「これはポーランド人を含む特定の国籍の人を狙ったものではない」と強調した。

ナイジェリアの捜査当局は5日、ロシア国旗を縫い付けた仕立て屋と、それを後援している者たちを逮捕したと発表していた。

ティヌブ氏は昨年5月の就任初日にガソリン補助金を廃止。複数の為替レートを統一するなど、財政健全化を進めている。

その後も電気料金の補助金を廃止するなどした結果、ガソリン価格は2倍以上に、公共交通機関の運賃や日用品の価格も急騰した。

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