◎ストは2月14日から全国で一斉に始まり、学生数百万人が自宅待機を余儀なくされた。
ナイジェリアの大学教職員組合(Nigeria’s Academic Staff Union of Universities、ASUU)は14日、8ヶ月に及ぶストライキを終了すると発表した。
ASUUはソーシャルメディアに投稿した声明でスト終了を報告したが、講義の再開時期は明らかにしていない。
地元メディアによると、ASUUの代表と政府代表は首都アブジャで連邦議会議員が仲介した交渉に臨んだという。
ASUUは組合員の福利厚生を改善するよう政府に求めていた。
地元メディアはASUU書記長の声明を引用し、「我々は8カ月に及んだ闘争に終止符を打ち、全国民が誇りに思えるような大学を構築することで政府と合意した」と報じている。
また書記長はストが長期化したことに言及し、「学生の将来を最優先に考えるべきだ」と述べた。「2日以上のストは好ましくありません。政府は要求に速やかに応じるべきです...」
ASUUと政府はこの発表に先立ち、何度か交渉を行ったが、合意には至らなかった。最高裁は先月、ASUUにスト停止を命じたものの、ASUUはこの決定を不服とし、控訴裁判所に控訴していた。
ストは2月14日から全国で一斉に始まり、学生数百万人が自宅待機を余儀なくされた。
ナイジェリアには公立大学が100校以上ある。地元メディアによると、ASUUは2000年以降、少なくとも15回ストを行っているという。
ASUUは勤務条件の見直し、大学予算の改善、スト開始以来滞っている給与の支払いを政府に要求した。
講義再開を待ち望んでいた学生たちはSNSにスト終了を歓迎するコメントを多数投稿している。