◎生存者がいるかどうかは明らかになっていない。
ナイジェリア北部クワラを流れるニジェール川で13日、結婚式帰りの住民を乗せたボートが転覆し、少なくとも100人が死亡した。地元当局が明らかにした。
それによると、ボートは13日早朝に転覆。結婚式帰りの住民100人以上が乗船していたという。
地元メディアはクワラに拠点を置くNGOの話しとして、「少なくとも100人が溺死したとみられる」と伝えている。
生存者がいるかどうかは明らかになっていない。
事故現場で捜索活動を支援したという男性はAP通信の取材に対し、「女性や子供を含む乗客の多くが近くの集落で行われた結婚式の参加者だった」と語った。
この男性によると、ボートは午前3時頃に転覆したとみられる。一部の地元メディアはボランティアが数人の遺体を引き上げたと伝えている。
AP通信も関係者の話しとして、「地元のボランティアと警察による捜索活動が続いている」と報じた。
ナイジェリアではボートの転覆事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
北西部ソコト州の川で先月発生したボートの転覆事故では子供を含む15人が死亡した。
南東部アナンブラ州で昨年10月に発生した転覆事故では少なくとも76人が死亡。北西部ザムファラ州でも同月、女性と子供を乗せたボートが転覆し、13人が死亡したと伝えられている。