◎将校と下士官、外国人教官の3人が死亡した。
ニジェール国防省は26日、首都ニアメ近郊にある陸軍基地内でヘリコプターが墜落し、3人が死亡したと明らかにした。
AFP通信は国防省報道官の声明を引用し、「26日に訓練飛行から帰還したヘリが滑走路に着陸する際、墜落した」と報じている。
報道官によると、将校と下士官、外国人教官の3人が死亡したという。
同省は調査委員会を設置し、墜落原因を究明するとしている。
ニジェールは2015年以来、サヘル地域で活動する国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのあるイスラム過激派との戦いで主導的な役割を果たしてきた。
過激派はマリとブルキナ周辺に拠点を置き、西アフリカの広い範囲に影響を与えている。
ニジェール国防省は今月、同国南部とベナン北部の国境地帯でも過激派の脅威が高まっていると警告した。
また同省は26日、西部の地区で過激派を空爆し、25人を殺害したと発表。空爆は先週行ったと説明した。
ニジェール軍はフランス、米国、ドイツ、イタリア、ベルギーの後方支援と訓練を受けている。
仏米独はニジェール国内に軍事基地を保有している。