◎炎上した教室は木と「わら」製の簡素な造りだった。
2015年5月25日/ニジェール、南東部の町ボッソの教室(Getty Images/AFP通信)

ニジェールの現地メディアによると、南部マラディ州マラディの学校で火災が発生し、5歳から6歳の児童少なくとも26人が死亡したという。

火災は11月8日の午前中に発生したと伝えられている。炎上した教室は木と「わら」製の簡素な造りだった。

火災の原因は明らかにされていない。

マラディの市長は現地メディアの取材に対し、「3つの教室で授業を受けていた児童が火災に巻き込まれた」と述べた。

ニジェールの学校は主にレンガで造られているが、児童を収容しきれない学校はしばしば木とわらでできたの仮設の教室を使っている。

ある目撃者は英BBCニュースに、当局は複数の遺体と負傷者を運び出していたと述べた。AFP通信によると、13人が負傷し、そのうち4人は重傷だという。

今年4月には首都ニアメーで同様の火災が発生し、児童20人が死亡した。この火災で焼失したわら教室は28にのぼり、大規模な抗議デモに発展した。6歳の息子を亡くした男性は当時、政府に防火性能の高い安全な学校を建設するよう促していた。

国連の人間開発指数ランキングによると、ニジェールは世界で最も貧しく、開発が遅れている国のひとつである。

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