ナイジェリア軍、空爆で過激派600人殺害、空軍が発表
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
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アフリカ西部・ナイジェリア軍が北東部ボルノ州で空爆を強化し、過去8ヶ月間で武装勢力のメンバー592人を殺害した。空軍が13日、明らかにした。
それによると、24年に実施した空爆の成果を上回り、イスラム過激派を含む武装勢力に大打撃を与えたという。
空軍の参謀長は声明で、「過去8カ月間の大規模な空爆により、200台を超える車両と166の物流拠点も破壊した」と明らかにした。
また参謀長は「新たに導入したMi-35攻撃ヘリコプターが地上部隊への近接航空支援をさらに強化するだろう」と述べた。
さらに、「空軍の空挺部隊は対テロ作戦の下、798回の戦闘出撃を実施し、1500時間を超える飛行時間を記録した」と説明した。
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
ボルノ州は過去10数年間、ボコ・ハラムの反乱の拠点となってきた。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。
軍当局は11日、北西部ザムファラ州で治安部隊が武装ギャングの戦闘員数十人を殺害したと明らかにした。