ナミビア港湾当局、石油・ガス基地建設工事の競争入札中止、理由明らかにせず
政府は2030年までに最初の石油生産を実現するという目標を掲げ、リューデリッツを同国のエネルギーハブに指定。海洋と港の開発を進めてきた。
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アフリカ南西部・ナミビアの港湾当局が同国南部の港町リューデリッツで計画していた新たな石油・ガス供給基地を建設する事前資格審査入札を中止した。同局が15日、フェイスブックで通知した。
事前資格審査入札とは一般競争入札において、入札前に参加希望者全員に対して資格審査を行い、参加資格のある者のみを入札に参加させる方式のこと。
リューデリッツは主要港のひとつであり、この建設でさらなる発展・開発が期待されている。
ナミビアでは現在、シェル、トタルエナジーズ、ガルプ、ライノ・リソースなどが活動中。石油探査のホットスポットになっている。
政府は2030年までに最初の石油生産を実現するという目標を掲げ、リューデリッツを同国のエネルギーハブに指定。海洋と港の開発を進めてきた。
しかし、規制の不確実性、主要なインフラの不足、石油・ガス業界における労働力不足が開発の遅れにつながり、投資家の不安を煽っている。
港湾当局は12日、リューデリッツ湾に新たな石油・ガス供給基地を建設する工事の事前資格審査入札の受け付けを開始した。
港湾当局は入札を中止した理由を明らかにしていない。