◎ンダイトワ副大統領はガインゴブ大統領が今年2月に死去して以来、大統領代行を務めている。
アフリカ南西部・ナミビアの選挙管理委員会が大統領選の結果を公表し、大統領代行を務めるンダイトワ(Netumbo Nandi-Ndaitwah)副大統領が勝利した。
それによると、ンダイトワ氏の得票率57%、野党IPCのイトゥラ(Panduleni Itula)氏に大差をつけた。
ンダイトワ氏はガインゴブ(Hage Geingob、82歳)大統領が今年2月に死去して以来、大統領代行を務めている。
選管は11月27日の投票日当日、物流や技術的なトラブルにより、各地の投票所に長蛇の列ができたため、投票期間を11月30日まで延長した。
野党は選管に抗議し、延長を「違法」と非難。憲法裁判所に異議を申し立てるとしている。
与党SWAPOは議会選でも過半数を維持した。
ナミビアの人口は約260万人。1990年にアパルトヘイト下の南アフリカから独立して以来、選挙で大統領を選出してきた。大統領の任期は5年。3選は禁じられている。
ンダイトワ氏は1970年代にナミビアの反体制派グループに参加し、政界に進出。同国初の女性大統領に就任する予定だ。
ンダイトワ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ナミビアの勝利、与党の勝利、これからも一生懸命働く」と強調した。