◎ガインゴブ氏は先月、がん治療を受けていると公表していた。
ナミビアのガインゴブ(Hage Geingob、82歳)大統領が亡くなった。大統領府が4日、明らかにした。
それによると、ガインゴブ氏は地元の病院で家族に見守られながら息を引き取ったという。死因は明らかにされていない。
ガインゴブ氏は先月、がん治療を受けていると公表していた。
ガインゴブ氏は2015年に大統領に就任。来年3月に2期目を終え退任する予定だった。
大統領府によると、副大統領が大統領代行に就任し、来年3月21日まで職務を遂行する。大統領選は11月に予定されている。
ガインゴブ氏は反アパルトヘイト活動家としてボツワナと米国で長い亡命生活を送り、帰国後、アフリカで最も安定した民主主義国家のひとつとなったナミビアで中心的な役割を果たした。
ガインゴブ氏は1990~2002年までナミビアの初代首相を務め、2008~12年にも同職を務めた。
大統領府によると、ガインゴブ氏は先月、米国からナミビアに戻り、がん治療を受けていたという。
ガインゴブ氏は2014年のインタビューで前立腺がんを克服したと明らかにしていた。