◎爆発は住宅地内にある違法LPガスプラントで1日遅くに発生。大火災に発展した。
ケニア・首都ナイロビの違法液化石油ガス(LPG)プラントが爆発し、少なくとも3人が死亡、298人が負傷した。地元メディアが2日に報じた。
それによると、爆発は住宅地内にある違法LPガスプラントで1日遅くに発生。大火災に発展した。
国家警察は声明で、「爆発と火災に巻き込まれた市民やプラント関係者少なくとも298人が病院に搬送され、犠牲者の数はさらに増える可能性がある」と明らかにした。
ケニア赤十字社によると、数十人が現場で応急手当てを受けたという。
火災は数時間後に鎮火。消防と警察が現場を封鎖し、捜査に当たっている。
地元メディアによると、爆発したLPガスプラントは当局の許可を得ずに操業していたとされる。
AP通信は規制当局の関係者の話しとして、「プラントの所有者は昨年、LPガス貯蔵・充填工場の建設許可を申請したが、受理されなかった」と伝えている。
それによると、プラントの設計が安全基準を満たしていなかったという。
爆発の原因は明らかになっていない。地元メディアによると、プラントを運営する会社は声明を出しておらず、警察の捜査に対し、「よく分からないが、爆発したことは間違いない」と述べたという。