◎与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)は1975年のポルトガルからの独立以来、政権を握っている。
アフリカ南東部・モザンビークの選挙管理委員会が24日、大統領選の最終結果を公表し、与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)のシャポ(Daniel Chapo)候補の勝利を宣言した。
それによると、シャポ氏の得票率は70.67%、無所属のモンドラーネ(Venancio Mondlane)氏が20.32%、野党・モザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)の候補は5.81%であった。
FRELIMOは独立時に政権を握り、その後、RENAMOと15年にわたると血生臭い内戦を戦った。RENAMOは後に野党となり、今回の選挙にも候補を擁立した。
FRELIMOは1994年に行われた同国初の国政選挙以来、すべての選挙で勝利している。
野党や人権団体はFRELIMOが票を操作していると非難しているが、FRELIMOはこの主張を否定している。
FRELIMOのニュシ(Filipe Nyusi)大統領は24日の声明でシャポ氏を祝福した。
EUの選挙オブザーバーは今週、一部の選挙監視団が集計の監視を妨害され、一部の投票所で不正が確認されたと発表した。
野党は9日の投票日から不正があったと主張している。