◎フェリーは本土と離島を結ぶ定期便のひとつとみられ、過密状態で運航してしたようだ。
モザンビーク、首都マプト郊外の村(Getty Images/AFP通信)

モザンビーク北部の海岸沖でさび付いたボロボロのフェリーが沈没し、子供を含む94人が死亡した。地元メディアが8日に報じた。

それによると、このフェリーは7日午後に沈没したという。

国営ラジオは警察関係者の話しとして、「フェリーは130人ほどを乗せて北部の海岸から出港したとみられ、8日早朝までに94人の死亡が確認された」と伝えている。

警察は8日午前に3人の遺体を海岸沿いで発見し、死者が91人から94人に増えたと声明を出した。

それによると、11人が生還し、入院したという。

フェリーは本土と離島を結ぶ定期便のひとつとみられ、過密状態で運航してしたようだ。

中央政府は声明で、「溺死した乗客の多くが子供と聞き、心を痛めている」と述べた。

警察がフェリーの運行会社に話を聞いている。沈没の原因は不明だ。

地元メディアによると、乗客の多くが本土で大流行しているコレラから逃れるために離島に向かっていたという。

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